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スマホのボイスメモ機能で英語を話す練習。ポイントは? ~ 初級編 ~

英会話
2021.02.18

WA-SABI英語塾 曽根田 章浩(そねだ あきひろ)
1968年生まれ。静岡大学教育学部保健体育科卒。
英語専門講師としての15年以上に及ぶ指導は、私塾でのレッスンのほか、50社超の企業内研修や私立高校・大学での授業、結婚式のバイリンガル司会など多岐に渡る。
海外生活の経験は無し。長年の指導経験によるマンツーマンレッスンで『日本人の英語力UP』に日々取り組み中。

詳しいプロフィール

『新型コロナ ワクチン先行摂取始まる。』
嬉しいニュース。やっとここまで来ましたね。

さて、久しぶり~のブログ更新!ということで、今回は最近ボクがサポートさせていただくことが増えつつある『スピーキング練習』の中から、ひとりでできる『スマートフォンのボイスメモ機能(など)を使った録音練習』について書いてみます。

例えば、あなたが英語でのスピーチ、又はプレゼンテーションを近々しなければいけなくなったとしましょう。
慣れていない方のほとんどはテキスト(台本)を作るでしょう。
そして、一生懸命練習しますね。何度も何度も。
そのうち、「じゃあ、試しにスマホのボイスメモ機能で録音してみようか!」となるかも知れません。

スマートフォンのボイスメモ機能はアプリを開き録音ボタンを押すだけで簡単に録音ができます。
「相手がいなければ会話なんてできませんよ。」と思われるかも知れませんが、
相手を想定して自己紹介や何かの説明をしているとすれば、この便利極まりない機能を使わない手はないと思います。
(もちろん、他の録音機能がついたものでも全く構いません。スマホのボイスメモ機能はすぐに録音できる他、録音ファイルを移動させたり、送付したり、編集したり、ととにかく便利極まりないことは確かですね。)

ここで、先にひとつ覚えておいていただきたいことを一つ。

『他の誰にも聴かせなければ、どんなに下手でもカッコ悪くてもOK』ということです。

「自分の英語を録音して聴いてみるなんてそんな恥ずかしいことはできませんよ、、」とおっしゃる方はこれまでたくさんいました。
「英語が話せるようになりたい。」とおっしゃる方とのレッスンでは、ボクは早い段階から、スピーキング練習を録音したファイルを送っていただく宿題を始めます。
(もちろん、僕以外には他の誰にも聴かせません^^)

ということで、今回は英語を話すことにはまだ(かなり)慣れていないという方が『ひとり英語録音練習』を行う際、ボクが大切だと考える『5つのポイント』を紹介させていただきます。

①まずは「話しやすいテーマ」からトライしてみる

スピーチや説明は日本語でも難しいことが多いですよね。まずは、リラックスしてご自分の好きなことについて話してみましょう。
好きな食べ物、趣味、お勧めのお店、ご家族の紹介、、。とにかく、まずは「話しやすいテーマ」です。

「趣味の話だったら、まぁ何とか話すことはできますよ。」とおっしゃる人でも、2~3分録音して聴き直してみるといろいろな発見があったりするものです。

「録音して聴いてみる。」
これは、どんなレベルの方にもお勧めします。

お勧めのフレーズ

I’ll talk about~. / I’d like to talk about ~. [~についてお話します]

比べれば、”I’d like to talk about ~.” の方がフォーマルに響きますが、まずは細かいことは気にせず「何を話すか?」に集中しましょう。

例えば、”I’ll talk about my favorite cafe. “[私の好きなカフェについて話しますね。]

場所は?  お勧めメニューは?  安いお店?  お洒落? どのくらい行く?  サービスは?  前回何を注文した?

どんなことでも実際に声に出すことで良い英語の練習ができます。

② キーワードのメモを用意して、又はメモ無しで話してみる…フリーズしたり、言い直したり、別の言い方を考えてみることが良い練習!

発表ではなく、あくまで練習ですから、止まったり言い直しても全く問題ありません。というより、それが良い練習になります。
発音のチェックをする場合などは別ですが、完成させたテキストを読み上げるのはお勧めしません。メモ程度を用意して、又はメモ無しで話してみると、初めは言葉が出てこなくて困るのが普通です。
そのときに「どう言い換えるか?」や「こっちを話せば分かってもらえるかな?」と発想を転換させて話を続けてみる練習が実際の会話で本当に役立ちます。

「あーうー」と困ってしまっても誰にも聴かせなければいいのです(笑)
目の前にいる友人、恋人、同僚、、 どんな人でも、架空の人を設定してその人に向かって話すつもりでやってみましょう。

「うー、困ったー!!」と日本語で言っておいても、後から聴き直したときに「ここは英語で何と言えばよかったかな、、」とまさにメモ機能になりますね。

お勧めのフレーズ

Do you know ~?[~を知っていますか?]

この簡単な質問も、実際に「○○を知っていますか?」と声に出してみると、その答えや説明をしなければいけなくなるので、次を話すしかありません(笑)

Have you ever ~?[~をしたことはありますか?]

中学校3年生、『現在完了』ですね。「○○したことはありますか?」も、そう相手に聞いたら説明したくなってきますね。

Have you ever been to the cafe?[そのカフェに行ったことありますか?]
Have you ever tried super big parfait(パーフェイ)?[巨大パフェを食べたことありますか?]
(写真を見せながら→) Have you ever seen this?[これ、見たことありますか?]

Do you want to know why?[なぜかを知りたいですか?]

「理由を知りたいですか?」と聞けば、架空の聴き手は「はい、知りたいです!」と答えてくれるはずです(笑)
日本人が苦手な Why[なぜ?]への論理的な対応力も鍛えられますね。

It’s kind of ~.[~みたいなものです]

これは、言いたいことばがズバリ出てこないときなどにとても有効です。
例えば、「『パフェ』は英語じゃないのかな?」と思ったときに、”Well, it’s sweets, and it’s kind of fruit cake in a glass.[ それはスイーツで、グラスに入ったフルーツケーキみたいなものだよ。]で通じるかも知れません。
架空の聴き手は、”You mean parfait(パーフェィ)?”[パフェのこと?]と返してくれるはずです(笑)

Forget it! / Forget about it![忘れて!]

これはかなり使えます。説明に困ったとき、フリーズしてしまったとき、”Forget (about) it!”[忘れて!]と言ってしまいましょう。
このフレーズを知っているだけで、その場を何とかできたりします。
繰り返し言っても相手が理解してくれないときなどに「まぁ大した話ではないから忘れてよ。」という状況ってありますよね。

③大きな声で!!

とにかく大きな声を出しましょう。
極端な話、単語だけでも大きな声で発音すれば相手の理解度は上がり、小声でモゴモゴと正しい英文を言っている人よりもスムーズなコミュニケーションが取れるかもしれません。
夜など大きな声が出せないときでも、ボリュームは小さいながらもお腹にしっかりと力を入れて話すことを意識しましょう。

④英文法チェックのためだけに録音を聴いてみる

特に文法をしっかり勉強されている方にお勧めです。
話す際には文法ルールのことはなかなか考える余裕は持てませんし、細かいミスを気にするより「何を伝えるか?」の方が大事です。

でも、文法ミスが少ない英語で話すことは聴き手に親切でもあります。
日本語でも「てにをは」が滅茶苦茶だったり、「昨日そこに行ったんだ。」を「昨日そこに行くんだ。」みたいに少しおかしな話し方でずっと話されたりするとイライラするはずです。

ぜひ、文法ミスを見つけるつもりで録音した音声を聴いてみることにもトライしてみましょう。

⑤『うまく言えたところ』や『初めて言えたこと』を記録する

「良かったところ探し」ですね。
自画自賛で構いません。音声を聴き直して、うまく言えたところや初めて言えた単語、フレーズ、表現をチェックしてみましょう。
紙や電子でのメモとして残しておくのもいいですね。スピーキング練習日誌メモも今後きっと役立ちます。

ボク自身のことですが、もう10年以上前に、”What a coincidence!”[偶然だねぇ!]と初めて会話の中で言えたときの空気感をなぜかずっと覚えています。
誰に言ったのかは忘れてしまったのですが(笑)
そんな空気感を練習中や練習後にご自分でチェックすることは、使える英語力アップにはすごく有効です。
いつでも口から飛び出す『得意技』を増やすことですね。

まとめ

今日は、スマホのボイスメモ機能(など)を使ったスピーキング録音練習、特に英語を話すことにまだ慣れていない方をイメージして書かせていただきました。

ボイスメモ機能(など)を利用したスピーキング録音練習 ~初級編~
5つのポイント


①まずは「話しやすいテーマ」からトライしてみる
②キーワードのメモを用意して、又はメモ無しで話してみる…フリーズしたり、言い直したり、別の言い方を考えてみることが良い練習!
③大きな声で!!
④英文法チェックのためだけに録音を聴いてみる
⑤『うまく言えたところ』や『初めて言えたこと』を記録する

楽しみながらも、厳しいセルフチェックで良いところ、直したいところ、いっぱい見つけましょう!!



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