ブログ

基本動詞 STAY の意味と使いかたをじっくり考えてみる。

文法
2020.04.24

WA-SABI英語塾 曽根田 章浩(そねだ あきひろ)
1968年生まれ。静岡大学教育学部保健体育科卒。
英語専門講師としての15年以上に及ぶ指導は、私塾でのレッスンのほか、50社超の企業内研修や私立高校・大学での授業、結婚式のバイリンガル司会など多岐に渡る。
海外生活の経験は無し。長年の指導経験によるマンツーマンレッスンで『日本人の英語力UP』に日々取り組み中。

詳しいプロフィール

こんにちは。WA-SABI 英語塾曽根田です。

今日は、2020年4月24日。
一都三県では 、4月25日~5月6日まで「 いのちを守るSTAY HOME週間」として、 合同キャンペーンが実施されるとのことです。

新型コロナウィルスの感染が拡大する中、幾度となく “STAY” という言葉を見聞きしてきました。

Stay home.

強い言葉づかいをすれば、「どこにも行くな。家に居ろ。」ということですね。

自分が感染しないように、人を感染させないように、
できる限り家に居ます。
明るい未来を信じて、耐えます。

そんな中、家での英語学習やトレーニングにかけられる時間が増えた方は少なくないと思います。
これまで気づかなかったことにふと気づいたりもします。

“Stay home.” だったり、”Stay at home.” だったり。

次に多く見るのは、”Stay safe.” でしょうか。

僕自身も、この Stay という動詞に立ち止まって、じっくり考えてみました。

stay。

皆さん、どう使いますか?

今日は、基本動詞のひとつ、 “stay” の3つの意味について書いてみます。

1. その場所にとどまる
2. 滞在する
3. ~のままでいる

1. その場所にとどまる
[ to remain in a place rather than leave ]

「どこにも行かず、その場所にずっといる」。

愛犬に向かって言う “Stay.”[そこにいなさい]をイメージすると分かりやすいですね。

“ステイ・ウィズ・ミー ガラスの少年みたいに~♪” ですね(笑)

Stay home.[家にいなさい]の stay も同じです。

Stay at home.[家にいなさい]の stayも同じです。

at があったり無かったりするのは、”home” の意味が、「家に」(副詞)と「家」(名詞)で使われるからです。

Stay[いなさいね]home[家に]. = Stay[いなさいね]at home[家に].
ということですね。

2. 滞在する
[to live in a place for a short time as a visitor or guest]

「ビジターやゲストとして短い間どこかに泊まる」。

「京都に旅行に行くんですよ。」と言われて、

How long are you going to stay there? [どのくらいそこに滞在する予定なの?]

これも、さきほどの「どこにも行かず、その場所にいる。」と同じで、イメージはしやすいと思います。

I’ll stay at the hotel for three days.[そのホテルに3日泊まります。]と言っても、そのホテルから一歩も出ないわけではないので、stay は「泊まる」ぐらいの意味で使われますね。

、、と思って、少し調べました。

I’ll stay at the hotel. [そのホテルに泊まりますよ。]と普段言う人が、
I’ll stay in the hotel.と言うと、「外に出ないでずっとその中に居ますよ。」という意味になるそうです。

これは、at と in という前置詞のイメージの違いによって、意味の違いができるという話で、絶対ルールというわけではなさそうです。

うーん、前置詞はテゴワイですね^^

3.~のままでいる
[ to continue to be in a particular position, place, or state, without changing]

「ある状態や場所に変化をせずに、継続したままでいる」。

stay の使いかたでしっかり意識したいのが、この使いかたです。

Stay safe.[安全なままでいましょう]

ここでの stay ですね。

「どこにも行かずに、安全な状態のままでいる」とも言えるので、これまでの stayのイメージは変わりませんが、
ポイントは、stayの後ろの safe という言葉です。

“safe” は、形容詞です。

当たり前にこの表現を使っている方にはどうってことないかも知れませんが、動詞の後ろに 形容詞がポンっときて文が終わるのには慣れが必要です。

safe は、「安全な」と訳せるので、

This is a safe place. [ここは安全な場所だ。]というように、”a safe place”(a+形容詞+名詞)という使いかたは簡単ですよね。

でも、Stay safe[安全なままでいましょう]や、
This place looks safe.[この場所は安全に見える。]での形容詞 safe の使いかたは日本語で考えているうちは少し違和感があったりします。

文法的には、S[主語]+V[動詞]+C[補語]という文型なので、

S=C というイメージになります。

This place = safe というイメージですね。

なので、You (should) stay safe. と考えて、

You = safe というイメージをもちましょう。

今回の新型コロナウイルスに関するニュースや呼びかけには、この「stay+形容詞」が頻繁に登場します。

Stay healthy. [健康のままでいましょう。]

Stay calm. [落ち着いた気持ちのままでいましょう。]

「その状態を『保つ』」と言い換えてもいいですよね。

数日前、NHKの英語ニュースを聴いていたときに、パチンっと耳に引っかかったのは、ニューヨーク市長の次の2つの表現でした。

Stay smart. [賢い考えのままでいよう。]

Stay united.[団結した状態のままでいよう。]

全て、「Stay + 形容詞」です。

まとめ

今回は、基本動詞の stay について書いてみました。

stay の共通のイメージは、「どこにも行かず、ずっとその場所(状態)にいる」。

1. その場所にとどまる
2. 滞在する
3. ~のままでいる

stayに は、旅行のイメージもあったりしますが、「動かずにグッとこらえてそこに居続けるイメージ」が大事だなぁ、と思いました。

何となくイメージはできていても、自分では使えない言葉って多いですよね。
英語は基本ガンガンとダイナミックに勉強や練習をしていくことが大事だなぁとは思いますが、ときにはしっかりと立ち止まって研究してみることも必要ですね。

更に辞書を引くと、stayには、他動詞として、「~を止まらせる、延期する」などの意味もあります。
僕は使えません。勉強しなきゃ(笑)

Let’s study harder!!

スカイプ・マンツーマンレッスン生募集中!

WA-SABI英語塾では、新宿区内の教室でのマンツーマンレッスンのほか、スカイプレッスンの生徒さんを募集中です。
ご興味のある方は、無料体験レッスンも受付中ですので、お気軽に下記よりお問い合わせください。

>>各レッスンの詳細はこちら

>>お問い合わせはこちら

TOP