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歌を使って発音のリズムに慣れよう! そのポイントとは?
WA-SABI英語塾 曽根田 章浩(そねだ あきひろ)
1968年生まれ。静岡大学教育学部保健体育科卒。
英語専門講師としての15年以上に及ぶ指導は、私塾でのレッスンのほか、50社超の企業内研修や私立高校・大学での授業、結婚式のバイリンガル司会など多岐に渡る。
海外生活の経験は無し。長年の指導経験によるマンツーマンレッスンで『日本人の英語力UP』に日々取り組み中。
こんにちは! WA-SABI 英語塾、曽根田です。
英語の発音では、音が繋がったり、消えたり、様々な変化をします。
“a lot of”が、「アッらラブ」、”Check it out!”が、「チェキらぅ!」みたいな音になったりしますよね。
そして、その音の変化によって独特な「リズム」が生まれます。
「こんにちは!」という日本語のリズムは、タタタタタ!と単調。
一方、”Hello!”[ヘろー!, へろぉ!]は、タタ―!だったりタッターン!と、ダイナミック。
そのため、「英語の歌詞は音楽に乗りやすい。」とよく言われます。
そして、このダイナミックな英語の発音になかなか馴染めない方は未だ多いようです。
今日は、歌を使った「英語らしいリズムでの発音」を磨く練習のポイントをご紹介します。
僕もレッスンで試行錯誤をしながら実践していますが、
最大のポイントは、次の2つです。
・メロディをつけないこと
・シンガー[ヴォーカリスト]とピタッとタイミングを合わせて発音すること
なぜ、メロディをつけないの?
メロディをつけて「歌う」と気分だけがよくなって、練習している感覚が薄れるからです(笑) 目的が「歌うこと」になってしまうとも言えます。(それで発音が上手になる人もいますが。)
正直、心が弾むような楽しい練習とは言えません。
ここでは、発音のリズムを良くするための練習をしているという意識をしっかり持ちましょう。
リズムに乗るのがニガテな方、歌を歌うのが恥ずかしい方でも、話しているようなトーンで練習できます。
タイミングをピタッと合わせる
シンガー[ヴォーカリスト]とキモチをひとつにするつもりで、ピタッとタイミングを合わせることを目指しましょう。
同時に言う。その感じです。
まずは、納得いくまで何度も繰り返し練習しましょう。
タイミングが合ってきたら、強く発音するところ、音を切るように発音するところも合わせて、できるまで繰り返しましょう。
「歌う」ではなく、「発音する[言う]」です。
歌っているアーチストとピタッとタイミングが合うのは気持ちがいいものです。リズムのチカラです。
また、バラードなどは声を伸ばすところが多かったりしますが、それはずっと伸ばさなくてもOKです。
目的は、歌唱力UPではなく、英語のリズムに慣れること。
ぜひ徹底的に繰り返しましょう!
どんな歌を選べばいい?
英語の歌であれば何でもOKとも言えますが、歌詞が聴き取りやすい曲の方が練習はしやすいです。テンポは速過ぎず遅過ぎず、ミディアムテンポの歌が使いやすいですね。
これまで僕のレッスンで一番多く使っているのは、スザンヌ・ベガの Tom’s Diner♪というアカペラの曲です。
メロディがほとんどない感じなのでとてもお勧めなのですが、独特の雰囲気の曲で「夜にこの曲を流して練習していたら、家族に『不気味だ、、。』と言われた。」という受講生の方が複数います(笑)
「カーペンターズは発音がとてもキレイなので発音練習に良い。」と聞いたことはありませんか?
全くその通りです(笑)
今回は、 間違いなし、定番中の定番のカーペンターズのこの曲をシェアします。
歌詞付きのYouTube動画です。まさに、この練習のためにあるかのようです!
カーペンターズ、Yesterday Once More♪
ぜひ練習にご利用ください!
何曲くらい練習するべき?
曲数を多くこなすより、1曲でも2曲でも、呆れるくらい繰り返す方がいいと思っています。
簡単にできるところ、何度もうまくいかなくて部分練習するところ、あーだこーだと回数を重ねる中で慣れが出てきます。
完全マスターに近づく頃には、他の英語の練習でも効果は出てくることが多いですし、洋楽を聴いたり歌ったりするのがもっと楽しくなるかも知れませんね。
昔、僕はEMINEM[エミネム]というアーチストのヒップホップの曲を使って発音練習に挑戦しました。
全く歯が立ちませんでした(笑)
久しぶりに再挑戦しようかな。
手を叩きながらもよし、身体を揺らしながらもよし、ぜひ英語のリズムに口も脳も慣れるまで練習してみてくださいね。
最後に、もう一度。
気持ちよくなってきても、メロディをつけずにキープ。
歌わないようにしましょう。
WA-SABI英語塾では、新宿区内の教室でのマンツーマンレッスンのほか、スカイプレッスンの生徒さんを募集中です。
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